僕は美剣先輩を探して走った。
アゴ殺人鬼と化した先輩を止めなければ。
僕がこうしてる間にも、たくさんの命が失われていく。
早く止めないと日本終わる。
街中を探し回っても見つからず、途方に暮れだした頃…
公園の中にユラリと動く人影を見つけた。
あれは…美剣先輩…!
先輩のアゴは血まみれで、今までの犠牲者の数を物語っていた。
先輩はこちらに気付き、微笑を浮かべた。

その目はすでに僕の知っている先輩のものではなかった。
僕は、先輩と戦う事を決めた。



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